外国為替証拠金取引(FX)は、ご存知の通り「ストップロス制度」という残虐(?)な強制決済システムがある以上、塩漬けポジションというものは本来あるべきではないと考えています。(ストップロスにより、塩に漬かったまま取り出せなくなる可能性があるからです)絶対的なものではありませんが、為替相場の特徴といたしまして、一方向に行ったトレンドは、きっかけがないとなかなか戻らないという点がありますので、早めの損切りというものがますますデータ復旧には重要になってきます。しかしながら、その損切りという行為は心理的にも技術的にも簡単なようで非常に難しいうえ、テクニカル分析同様に絶対的な答え(方法)はありませんので、ますます曖昧になりがちです。あまり早すぎても決済した後に切返してしまった、という悔しい思いをされたセミナー経験をお持ちの方も多いことかと思いますので、ここでは多少なりとも基本的な留意点を幾つか挙げ、損切りの技術を高めて行きたいと思います。早速ですが、幾つか具体例を挙げる前にテクニカルベースでの損切り留意点です。1、大台割れ(乗せ)に注意!2、プライスは数社の取引レートを見る!3、損切りの最終判断はNY引値を見てからにする!1、に関してはご存知の通り、心理的にもストップ注文が集まる部分なので、売り(買い)が集中します。例えばドル円の場合、118円割れや117.50円割れといった感じで、大台といっても50銭刻みで考えてください。対ドル通貨の場合では、1.32台割れとか、1.96台乗せといった具合に、下3桁目が変わる価格です。(ただし、クロス円は掛け算通貨なので、この考え方はあまり通用しないかもしれません)2、については上記1番とかぶる部分ではありますが、実際に大台乗せにゴルフ会員権が成功しているかどうかは、1社のプライスだけでは判断しにくい部分がありますので、数社のプライスを見た上で確実に大台が変わってしまったという判断が出来るまでは、辛抱したほうが良いと思われます。3、については一番悔しい部分です。経済指標の悪結果で、一時的に急落したけど引値ではしっかり戻っていた。なんていう経験ございませんか?テクニカルで見た際に、アップトレンドをつけている通貨は、指標の好結果に反応しやすく悪結果は一過性で終わる事が多々あります。反対に、ダウントレンドをつけている通貨は、好結果に反応しにくく、悪結果では飛付き売りを浴びせられることがあります。ただし、明らかにテクニカルポイントをダウン(アップ)ブレイクし、戻る気配がないような時は、諦めて下さい。次にテクニカルポイントとはどのような点を指すのでしょうか?。1、トレンドラインを引いたそのサポートorレジスト2、直近の高値or安値3、数日間揉みあった市場心理が作りだす水準1、については足の長さに関係なく(日足であろうと時足であろうと)、まずはトレンドラインを引いてみることです。足の長さが長いほど、その変動幅が大きくなりますので、ある程度の値幅は許容しなければなりませんので、必然的に低レバレッジでの取引が求められます。2、状況にも寄りますが、新値更新(高値and安値)といった場合、目処を付けにくくなるため、前回高値や前回安値を基準とすることが多いです。これは数年前に遡って見ることもありますし、直近で見る場合もあります。例えば、「〜年当時の最高値を上抜けしたことで、さらに上昇に弾みが付く」といった場合、shortポジションの方は〜年当時の高値より少し上で損切りの注文を出しておかなければなりません。3、これが一番厄介だと思いますが、基本的には1のテクニカルポイントとぶつかっていることが多く、そのため市場参加者も判断に迷っているからこそ、もみ合いになるのではないかと考えております。例えばトライアングル(三角保ち合い)のような場合、どちらか抜けたほうにポジショニングする訳ですが、抜けたほうが自分のポジションと反対であった場合には、やはり損切りの対象として考えたほうが良いと思われます。人間心理としては、ポジション内容が悪くなると都合の良い方向に考えてしまうのは当然のことです。しかしながら、例えば「いずれ戻るだろう」という相場の常套句のような考え方は、確かにいずれ戻るかもしれませんが、正直時間の無駄なのではないかと思いますし、アゲインストのポジションを抱えていることによって、冷静な判断が出来なくなる、もしくは強気なポジショニングが出来なくなる、ということが一番マイナスになると考えております。(ちょっと愚痴っぽいですね・・・)最後、余談になりますが、比較的傾向といたしまして、アップトレンドを付けている通貨に関しては、市場参加者の皆が「押し目買いを狙っている」ため、経済指標の結果が悪いほうが上昇しやすかったりします。(皆が押し目買いを入れるため)反対に、下げ基調となっている通貨は「戻り売りを期待しているため」、指標結果が良くても、それは一時的な上昇に留まってしまうということが多いのです。そのため、ストップ注文の置き方にも十分注意しなければなりません・・・(昨晩のドル円のように「あれッ?ストップ注文でみんな持っていかれちゃった・・・」なんてことのないように♪)